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白浜民報 第1132号

白浜民報 第1132号 2009年7月12日発行

長尾川源流地域での
風力発電開発の諸問題を考える(6)
長尾川と白浜町住民への影響はどうなのか?(3)

長尾川源流での森林開発は、中下流域に災害をもたらさないか
 白浜民報1130号に、滝山水害の惨状を伝える写真を載せました。
源流域でのCEF風力発電計画による森林伐採と地形改変は、
さらにひどい災害を長尾川中下流域住民と地域に及ぼすおそれがないと言いきれるでしょうか。
 
CEFのこれまでの態度は住民の信頼を得られるものと言えるか 
 CEFは、どういう項目についてどういう方法で影響評価調査をするのか
(環境影響評価方法書)について、
今年3月に房日新聞に公告し、
千倉支所で1ヶ月縦覧、
千倉の大川と白間津に全戸回覧したし、意見を求めたといいます
(意見提出はゼロでした)。

 しかし長尾川への大きな影響を受ける白浜地区へは、
白浜支所にも漁協にも農協、水利権者にも乙浜・塩浦の区長さんにもいっさい、
何の連絡もしていなかったのです。
 CEFは7月中には、
委託した調査会社による環境影響評価書をまとめ、
公開して意見を求める予定といいます。

CEFは白浜での影響シミレーションを行い
 公開すべきではないか

 水量変動・水質汚濁や山津波・鉄砲水
・地下水位の上昇による地盤の液状化などによって上水道への影響がないのか、
滝山・本郷・川下などへの洪水被害がないのか、
海への土砂流入による海藻やアワビその他への影響はどうなのかなど
・・第三者機関による科学的な影響想定を行い、
結果を公表すべきです。
 風力発電開発を進める立場にあるNEDO
(独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構)
が定めた環境影響評価方法を、
CEFが委託した調査会社にやらせたものでは、
信頼性が充分と言えないでしょう。

環境影響評価のほかにも CEFには
       事前に明らかにして欲しいことがあります


1.災害の原因がどこにあるのかを だれが決めるのか

 側溝や、沈砂池、法面のコンクリートや草の種吹きつけなどが完成すれば、
それなりの土砂流出を防ぐ効果があるでしょうが、
(特に工事中は心配ですが)
工事中でも完成後でも、大雨や長雨、地震による土砂災害が起こらない保障はありません。

 上水道、中下流域での土砂災害や洪水被害、漁業・農業被害があった場合、
その原因がCEFにあるのか、CEF以外にあるのか・
・まずこれを特定しなければ、
被害補償も復旧も話しが進みません。
莫大な費用と時間が掛かるこの原因者特定という大仕事を、
だれがどのようにしてするのでしょうか。 

2.CEFに補償能力があるのか 
 千倉で事業を行うのは、
CEF本社が100%出資する資本金1000万円のCEF千倉ウインドファーム株式会社です
(今年5月に設立予定でしたが、いまだに設立されていません)。
 CEFの開発によるものとされた大規模な土砂災害や漁業・農業被害があった場合、
CEFは補償することができるのでしょうか。

3.あとは野となれ・・にならないか
   ・・CEFが倒産したり撤退した後の始末は?
 
 風力発電機・管理棟・管理道路そして、
搬入道路
(広域農道からの案と国道410千倉分からの二つの案があります)
の工事中に、あるいは完成後でも、
CEFが倒産したり事業から撤退することが絶対にあり得ないとは言えないでしょう。

 発電機や建物は撤去されたとしても、
新設道路はそのままではないでしょうか。
道路を維持管理しないかぎり、
長尾川への土砂流入と災害の危険は増す一方になります。
だれがCEFなきあとの道路管理をするのでしょうか。

写真は語る・・少しの雨でも流木などが堆積
県文化財めがね橋
 090625堆積
09年6月25日写す(上)
 24時間降水量(午前8時)
  6月23日:36ミリ
    24日:36ミリ
 橋脚に竹と枝が堆積


0629taiseki2.jpg
0629taiseki3.jpg
6月29日写す(上2葉)
24時間降水量(午前8時)
  6月25〜27日:ゼロ 
     28日:72ミリ
橋脚堆積ごみに杉が加わり、さらに堆積の危険増す。橋の上流約50?の堰に杉の巨木1本と大きな根1株が.

⇒ 以前から本郷の区長さんが何度も撤去要請。共産党白浜支部も7日市担当部に電話、翌8日県地域整備課を訪問、玉切り放流せずただちに県の責任で撤去するよう求めました。9日撤去されました。


土砂災害
土石流:山や谷の土砂が大雨・地震などでくずれ、水とまじって、
ものすごい勢いで、ふもとに向かって流れます。
     実写映像 長野県木曽川滑川中流での土石流
          http://www.sabopc.or.jp/vtr/mpeg/tajimi.mpg

崖崩れ:雨水がたくさんしみこんだり、
地震のゆれによって急な斜面がとつぜんくずれ落ちることを「がけくずれ」といいます。
     実写映像 長野県安曇村(あずみむら)での崖崩れ
          http://www.sabopc.or.jp/vtr/mpeg/azumi.mpg
    (コンクリート吹きつけ壁もたちまち崩壊)


無料法律相談会 7月31日(金) 午後1時半〜
  白浜フローラルホール2階 今回担当:川端 愛弁護士
一回30分 先着順予約制です 早めに 38〜2783ゆきお迄ご連絡ください。


季節の句  七月
            故 秋葉ひさを
   
  草染める日は慈悲にて残る虫
 起きて来て又海があり石蕗の花
  紫陽花に天の安らぎあつまれり
  いろいろの人過ぎゆく盆の川
   石仏の前の真水の明け易し
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